3月21日早朝にあった、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による短距離弾道ミサイルの発射を受け、韓国政府が北朝鮮政府の姿勢を批判した。
北朝鮮は21日午前6時45分と50分の2度、平安北道の宣川(ソンチョン)一帯から短距離弾道ミサイルを発射した。飛距離410キロ、高度は約50キロと見られ韓国当局は現在、正確な分析にあたっている。
弾道ミサイル発射は、3月2日、9日に続き今年に入り3回目となる。一連の動きを北朝鮮の冬季訓練の一環と見る向きが韓国軍をはじめ、韓国内では強い。

一方、この日のミサイル発射を受け、韓国の合同参謀本部は「新型コロナウイルス(COVID-19)のために、世界保健機関(WHO)が『世界的大流行』を宣言するなど、全世界的に困難に直面している状況で、北朝鮮のこうした軍事的行動はとても不適切なもの」と批判するコメント発表した。
同本部はその上で、「即刻中断することを要求する」とした。
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