新型コロナウイルス拡散により、従来よりも関心が低い韓国の総選挙。しかし着々と選挙日程は進んでいる。
国会議員300人を総入れ替えする4年に一度の韓国総選挙がいよいよ本格化する。26日午前9時から27日午後6時まで、候補者登録が行われる。
候補者登録は、管轄地域の選挙管理委員会に書面で行う。政党の公認がある場合には、政党の党印と代表者の印鑑が押された推薦書が必要となる。
また、比例代表の候補者を推薦する政党は、民主的な審査と投票プロセスを経て候補者になったことを示す、会議録などの資料を提出する必要がある。この際、候補者は本人承諾書を出す。

候補者登録の際の寄託金は比例代表選挙の場合500万ウォン(約45万円)だ。これは1500万ウォン(約135万円)から引き下げられた。一方、地域選挙区の場合は1500万ウォンのままだ。
総選挙の投票日は4月15日となるが、候補者は4月2日から選挙運動を開始できる。在外選挙は4月1日から6日まで、期日前投票は10日と11日に両日となる。
なお、候補者の登録状況は中央選管委員会の「選挙統計システム(http://info.nec.go.kr)」にて公開される。このサイトでは候補者の財産・兵役・前科・学歴・納税履歴などの項目も確認できる。
また、来月5日からは、「政策・公約お知らせ版(http://policy.nec.go.kr)」に候補者が提出した選挙公報も公開される。
今回の総選挙は新型コロナウイルス拡散防止のため、市民を集めた演説が規制されるなど、選挙運動が制限を受ける可能性が高い。外出を控える雰囲気の中、投票率も50%以下に下がるものと見られている。
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