韓国軍、国連基準の地雷除去教育課程で初の修了生
韓国軍、国連基準の地雷除去教育課程で初の修了生
  • The New Stance編集部
  • 承認 2021.02.08 12:28
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世界最大の地雷埋設地帯とされる非武装地帯(DMZ)を抱える韓国。この度、新設された国際基準の地雷除去専門課程で、初の修了生が出た。
防護用具を着用した教育生が、陸軍工兵学校の地雷除去訓練場で実習を行っている。韓国陸軍提供。
防護用具を着用した教育生が、陸軍工兵学校の地雷除去訓練場で実習を行っている。韓国陸軍提供。

●2021年に500人養成が目標

韓国陸軍は今月5日、陸軍110人、空軍6人、海兵隊4人の計120人が陸軍工兵学校で先月から約3週間行われた地雷除去専門教育課程を修了したと発表した。

この課程は国連が取り入れている行動基準である「地雷対策活動に関する国際基準(International Mine Action Standards、IMAS)」を充たすものだ。

これは「国連地雷対策機構(UNMAS)」と「ジュネーブ国際地雷除去センター(GICHD)が人道主義的な地雷除去活動に適用するように作った国際基準だ。

陸軍は今年1月、爆発物処理・応急処置・地雷除去手続きの三つの分野からなる教育課程を新設した。修了生は来月から、所属部隊で地雷除去作戦を行う。軍は今年500人の養成を目標としている。

陸軍関係者は『聯合ニュース』に対し、「これまで工兵学校と野戦部隊で行われていた地雷除去作戦兵力に対する教育は『IMAS』が要求する項目の90%を充たすものだった。今回新設された課程は、一部を補強し基準を100%充たすものとなった」と明かしている。
 


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