10月26日、盧泰愚（ノ・テウ）元大統領が持病により死去した。享年89。
ソウル市内の病院に設けられた斎場にはたくさんの政治家が弔問に訪れた。
過去、現在の与党・共に民主党と最大野党・国民の力で代表（非常対策委員長）を務めた、ベテラン政治家の金鐘仁（キム・ジョンイン、80）氏。故盧泰愚大統領について、「いわゆる北方政策を表明し、韓国の市場を大きくし、早く先進国入りする基盤を作った人物」と評価した。27日、徐台教撮影。
3議席を持つ野党『国民の党』の安哲秀（アン・チョルス、59）代表も弔問に訪れた。やはり故盧大統領について、「故人は波瀾万丈な韓国の現代史と栄辱を共にした」、「ソ連崩壊とドイツ統一などの混乱の中でも冷徹に国際状況に対する分析と対処を積極敵にうまく行った」と評した。27日、徐台教撮影。
最大野党・国民の力の李俊錫（イ・ジュンソク、36）代表も弔問に訪れた。故盧大統領について、「故人は民主化に移譲する過程での役割を果たし、北方外交などで様々の成果を残した功がある」、「韓国の民主化以降（はじめての）直接選挙で選ばれた大統領である点で、現代史に大きな足跡を残した方だと思う」と評した。また過去、全斗煥（チョン・ドゥファン）元大統領と共に1979年の軍事クーデター、1980年の光州518民主化運動武力鎮圧などを行った「過」については、「故人の過を見逃すことはできない見る国民も多いことを知っている」とし、生前、限定的ながら過去の過ちを償う姿勢を見せた盧大統領を評価し、この点において「全斗煥一家とは異なる」と述べた。27日、徐台教撮影。
最大野党・国民の力の大統領予備選候補の尹錫悦（ユン・ソギョル、60）氏も弔問に訪れた。尹氏はこの日、別の場所で盧大統領について、「長い病魔との闘いの末に亡くなられたため、哀悼期間にはそんな歴史的な評価よりも、国家ために働いた部分を考えて送ることが望ましいのでは」と述べた。27日、国民の力提供。
与党・共に民主党の大統領候補である李在明（イ・ジェミョン、56）氏も弔問に訪れた。李氏は「光と影がある人物だった。決してその光の大きさが影を覆うことはできないだろう。それにもかかわらず、できる限りの最小限の努力を果たした点を私は評価する」と盧泰愚大統領を評した。27日、共に民主党提供。
弔問する政治家や財界人を取材しようと、斎場の前は報道陣でごった返していた。27日、徐台教撮影。
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