[韓国大統領選D-83]写真で見る主要候補の選挙活動(12月16日)
[韓国大統領選D-83]写真で見る主要候補の選挙活動(12月16日)
  • 徐台教(ソ・テギョ) 記者
  • 承認 2021.12.16 12:41
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来年3月9日の大統領選投票日まで、主要候補の動静を写真で追うシリーズ。今回は各候補の12月15日の選挙活動のうち、目に止まった内容を紹介します。

(1)李在明(共に民主党)

新型コロナ検査で陰性となり、15日から選挙活動を再開した与党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン、57)候補は、ソウル市内にある市立ポラメ病院を訪問した。

同病院は現在、コロナ専門病院となっているが、本来は生活が困難な市民のための病院だ。過去、8年間(2008〜2016)にわたって城南(ソンナム)市長を務めた際、公共医療の拡大を行ったこともある李候補はこの日、「市立病院ではあるものの国家の災難に参加(対応)しているため、国からの支援を受けられるような関連法の整備がいる」と強調した。また、「看護師の処遇改善が必要」とも述べた。

さらに、一日の感染者数が連日過去最高を更新し続け、病室を割り当てられず自宅待機を強いられている患者が1000人を優に超える韓国の新型コロナ事情に対しても、政府の対応不足を指摘しながら「結局は防疫措置を強める他にない」と持論を述べた。

その上で、「その場合に国民の苦痛は大きくなる他にないため、苦しかったり疎外されているとい思わないよう努力する」と語った。

15日、ソウル市立ポラメ病院を訪問した李在明候補(左)。共に民主党提供。
15日、ソウル市立ポラメ病院を訪問した李在明候補(左)。共に民主党提供。

(2)尹錫悦(国民の力)

最大野党・国民の力の尹錫悦(ユン・ソギョル、60)候補は15日、ソウル市内で韓国労働組合総連盟(韓国労総)との懇談会に参加した。

同労組は全国民主労働組合総連盟(民主労総)と並ぶ、韓国の代表的な労組の連盟組織だ。組合員は145万に及ぶ。

尹候補はこの席で、「韓国は深刻な経済危機にある」とし、これを「戦争のような危機状況」と例え、政府の安易な認識を批判した。

また、「第4次産業革命への転換により雇用環境と労働市場に大きな変化が予想される」とし、現在は不確実な状況の中にあると主著うした。

その上で、「労使関係は相生(共生)関係であるべき」とし協力を呼びかけた。また、国家の役割として「労使(関係)の自律性を重視し、労使が自律的に互いに相生の大妥結・対話での合意を成し遂げることを助ける」という持論を展開した。

尹候補にはこの日にも、前日韓国メディアが報じた夫人・金建希(キム・ゴニ、49)氏の経歴詐称疑惑についての質問が殺到した。尹候補はこれに対し、時折声を荒げながら「しっかり調べて報道しろ」と記者をさとすなど感情的な反応を見せた。

だが、金氏みずから報道陣の前で「謝罪する意向がある」と述べるや、午後には「与党が企画した攻勢がいくら不当に思えても、(そして)大統領候補の夫人が結婚前に私人の身分でやったこととはいえ、国民の目線と期待に少しでも合わないことをしたならば、申し訳ない気持ちを持つのが正しい」と語った。

15日、ソウル市内で韓国労働組合総連盟(韓国労総)との懇談会に参加した尹錫悦候補(中央右)。国民の力提供。
15日、ソウル市内で韓国労働組合総連盟(韓国労総)との懇談会に参加した尹錫悦候補(中央右)。国民の力提供。

(3)沈相奵(正義党)

第二野党・正義党の沈相奵(シム・サンジョン、62)候補は15日、大統領候補となってはじめて韓国東部の江原道(カンウォンド)を訪問した。

沈候補はこの日午前、江原道庁で行った会見で、「韓国は今年、国連が認めた真の先進国になった」としながらも、「江原道民の生活も先進国になりましたか?」と問いかけた。その上で、「過去34年の両党政治の最大の被害者が地方と青年だったと思う」と延べ、「江原地域の昨年の非正規雇用者の比率が45.8%だった」と指摘した。

その上で、「両党が無視し続けてきた江原道を今こそ変えるべき」とし、▲江原道を「グローバルグリーン治癒地区」として育成する、▲江原道を「グリーン平和経済」の拠点で、欧州型高速列車の起点にする、▲全国民週4日制(週休3日制)の推進を通じ、江原道の観光客2億人時代を開く、▲江原地域を「カーボンニュートラル地区」に指定し、国立再生エネルギー研究所を設立する、▲「農漁民基本所得」と「品目別価格変動直払制の拡大」で江原道の農・漁民の生活を守る。といった公約を掲げた。

沈候補はまた、午後には春川(チュンチョン)市の中央市場を訪れ市民と交流した。

15日、春川市内の中央市場を訪れ市民と交流する沈相奵候補(中央)。正義党提供。
15日、春川市内の中央市場を訪れ市民と交流する沈相奵候補(中央)。正義党提供。

(4)安哲秀(国民の党)

第三野党・国民の党の安哲秀(アン・チョルス、62)候補は15日、ソウル市内のカフェで慶熙(キョンヒ)大学が主催するトークコンサートに出席した。

韓国メディアによると、安候補はこの席で「私たち60年代生まれは一生懸命勉強だけすれば就職でき、一生懸命貯蓄すれば家を買える環境を、親の世代が作ってくれた」としながら、「私たちの世代は20代30代により良い環境を作って上げる義務があったが、それができなかったばかりか、より悪い環境を作ってしまった。私も既成世代の一人として責任感を感じ、申し訳ない」と述べた。そして、「こんな気持ちが政治を始めたきっかけ」だと明かした。

安候補はまた、「当選した場合にどう国政を運営するのか」という質問に対しては、フランスのマクロン大統領を例に陣営にとらわれず有能の人物を登用するビジョンを明かし、「政治改革が起きる」と自信を表明した。

15日、ソウル市内のカフェで慶熙(キョンヒ)大学が主催するトークコンサートに出席した安哲秀候補。同候補のYoutubeよりキャプチャ。
15日、ソウル市内のカフェで慶熙(キョンヒ)大学が主催するトークコンサートに出席した安哲秀候補。同候補のYoutubeよりキャプチャ。

(5)金東兗(新しい波)

新党・新しい波の金東兗(キム・ドンヨン、64)候補は15日、ソウル市内の東国(トングク)大学で学生達と懇談会を行った。

韓国メディアによると金候補はこの席で、「少数政党の候補として大統領に当選する場合、巨大両党とどうやって政治を行うのか」という質問に対し、「2年以内に政界再編、挙国内閣の攻勢、権力構造の改編など多様な改革を完遂し、第7共和国を発足させると同時に私心を持たずに引退する」と述べた。

韓国では憲法が変わるたびに「第〜共和国」という呼び方をする。現行の憲法は1987年10月に改定されたものだ。金候補は大統領の任期を4年2期制にするなどの公約を掲げている。

15日、ソウル市内の東国大学で学生達と懇談会を行った金東兗候補(前列中央)。新しい波提供。
15日、ソウル市内の東国大学で学生達と懇談会を行った金東兗候補(前列中央)。新しい波提供。


 


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