[韓国大統領選D-61]写真で見る主要候補の選挙活動(1月6日)
[韓国大統領選D-61]写真で見る主要候補の選挙活動(1月6日)
  • 徐台教(ソ・テギョ) 記者
  • 承認 2022.01.07 13:48
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今年3月9日の大統領選投票日まで、主要候補の動静を写真で追うシリーズ。今回は各候補の1月6日の選挙活動のうち、目に止まった内容を紹介します。

(1)李在明(共に民主党)

与党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン、57)候補は6日午前、ソウル市内で行われた「第20代大統領選挙—次期政府運営および主要政策分野大討論会」に出席した。これは韓国行政学会・韓国政策学会・中央日報が主催したもの。

この席で、李候補は韓国社会の問題の根源は「低成長にある」とし、これを「転換的な成長を通じ、機材を右肩上がりの成長曲線に変えていく」と持論を述べた。

さらに、「朴正熙大統領は京釜高速道路で産業化を成し遂げ、金大中大統領は情報化の高速道路でIT強国の礎を築いた」としながら、「私は太陽の光と風が走る、再生エネルギーの高速道路を張り巡らし、エネルギーの転換危機を乗り越える」と明かした。

李候補はまた、「国民と共に挑戦的な目標を掲げ、国家のすべての力量を集中し達成する」と述べ、「総合国力5位、G5を目標に、国民所得5万ドルに向け進んで行く」とした。そして具体的なビジョンとして「青年に機会を提供する国家」と「不動産投機国家を無くす」という内容を掲げた。

この日はまた、珍しく外交に関する言及もあった。李候補は「外交に有能でなければならない」とし、「韓半島(朝鮮半島)の平和に対する確固とした新年が必要だ。危機の時代、韓半島の平和を守れず再び緊張と対決が高まる場合、経済成長ははるか遠のく」と述べた。

その上で李候補は、「李在明政府は民生政府、実用政府、統合政府となる」と有能な人材を登用する政府を作るとし、公務員社会の改革と共に支持を求めた。

6日午前、ソウル市内で行われた「第20代大統領選挙—次期政府運営および主要政策分野大討論会」に出席した李在明候補(中央)。共に民主党提供。
6日午前、ソウル市内で行われた「第20代大統領選挙—次期政府運営および主要政策分野大討論会」に出席した李在明候補(中央)。共に民主党提供。

(2)尹錫悦(国民の力)

最大野党・国民の力の尹錫悦(ユン・ソギョル、61)候補は6日晩、同党の李俊錫(イ・ジュンソク、36)代表と和解を果たした。

韓国メディアはこの日の国民の力の動きを「ジェットコースターのよう」と例えている。6日朝、尹錫悦候補はソウルの金融街である汝矣島駅で市民に挨拶した。これは李俊錫候補が提案したものだったという。

しかしその後、5日に選対を解散した尹候補が後任人事を薦めようとするや、これに李代表が反対し、両氏が声を荒げる場面があった。結局、大統領候補の意志が優先するという党の決まりに従い、尹氏が人事を貫徹したが、この際に、数日前から高まっていた同党所属議員の李代表への不満が頂点に達した。

そして続けてあった議員総会で李代表に対し「サイコパス」「傲慢」といった批判が相次ぎ、決議案を通じ、李代表を代表の座から降ろそうという動きまで出る気配があった。

そんな中、午後4時過ぎに李代表が登場し約30分間の演説を行った。この演説で「私たちは10%ポイント差で(李在明候補の)後塵を拝す世論調査をあちこちで経験している。これに対し多くの人が責任感を感じるべきと考える」と述べた。

また、「与党に比べ組織も小さい」とし、「既に地方組織と官製団体の相当数を掌握した共に民主党に比べ、私たちが頼れるのは自発的な若い世代の文化だ」と主張し、「尹候補から離れた票のほとんどは20〜40代の票だ」と語った。

そして選挙に勝つための大戦略として、「若者世代の票を獲得し、それを基にもう一度、世代包囲論、世代結合論をする考えがあるならば、その具体的な方法も議論されるべき」と主張した。世代包囲論とは、李在明候補に好意的な40代〜55歳世代を除いた、その上下の世代を尹錫悦支持に変え数的に勝利するというもので、李代表の持論だ。

この演説のあとも議員総会は続き、そして夜8時を過ぎて尹候補が同総会に合流した際に二人は抱き合って和解したという。この過程で李代表は「次、離脱したら党代表を辞任する」とも述べたという。

7日、国民の力が発表したバナー。「再び、一つのチームで」とある。抱き合う尹錫悦候補と李俊錫代表が見える。国民の力提供。
7日、国民の力が発表したバナー。「再び、一つのチームで」とある。抱き合う尹錫悦候補と李俊錫代表が見える。国民の力提供。

(3)沈相奵(正義党)

第二野党・正義党の沈相奵(シム・サンジョン、62)候補は6日午後、韓国の主要テレビ局『MBC』の「ニュース外伝」という番組に出演した。

この席で沈候補は、公約である「週休3日制」や「国民年金の改革」、「募兵制」などについて説明した。

また、自身を支持すべき理由として、「次期大統領が解決すべき重要な課題が不平等を解決し、気候危機を根本的に解決することであるが、このためには今のような極端に対決的な政治、勝者総取り式の両党(二大政党)体制ではダメだと考える」と述べた。

さらに、正義党については「過去34年(1987年の民主化以降を指す)の両党政治の最大の被害者は、私は青年と地方だと考える。青年は未来を奪われ、地方は消滅の危機がとても大きい」と語り、「国民はこうした極端で消耗する対決政治にうんざりしている。このため国会も5000万の国民を均等に代弁する多党性に転換すべきで、様々な政党が利害を調整する合議制民主主義に進むべきだ」と、その役割を訴えた。

また、与党・共に民主党と最大野党・国民の力について、「進歩対保守という構図は虚構であると考える。34年間、権力を交代で行使してきたので、結局は既得権として一心同体になっている」と述べた。

そして最後に、大統領選挙の意味と臨む姿勢について「大統領を選ぶのも重要だが、より重要なことは政治が何をし、どの方向に向かうべきなのか、国民の意志を合わせる場でもある。そうした点で、今の両党政治から排除され、(両党に)代表されない数多くの市民の声をより大きくし、それを断固として守り、その方達に最善の選択となることが自身の役目」と強調した。

6日午後、韓国の主要テレビ局『MBC』の「ニュース外伝」という番組に出演した沈相奵候補。同番組をキャプチャ。
6日午後、韓国の主要テレビ局『MBC』の「ニュース外伝」という番組に出演した沈相奵候補。同番組をキャプチャ。

(4)安哲秀(国民の党)

第三野党・国民の党の安哲秀(アン・チョルス、62)候補は6日晩、韓国の主要テレビ局の一つ『KBS』の20時のメインニュースに出演した。

安候補はこの席で、「未来のために最も変えたいことは?」という質問に対し、「国民統合」を挙げ、その理由として「韓国は今、危機を迎えているため今回こそ国民の統合が真に重要な時代精神だと思う」と述べた。

次に目玉公約として、年金改革を挙げ「このままいくと2055年に国民年金が枯渇し、1990年生まれが65歳になった時には支給するお金がない。さらに2088年には累積赤字が1700兆円に達するため、今回必ず改革が必要だ」と強調した。

安候補は他にも大学入試制度をより公正な制度にする改革や、週52時間制の中で企業に自主性を持たせる公約などを説明した。また、李在明候補が脱毛用の飲み薬に保険を適用するとし、注目を集めている公約については「特許が切れているため複製薬を作ることがより公正だ」と代案を述べた。

さらに、候補一本化についての問いには、「(最大野党の)国民の力が一本化を求めている。すべては国民の選択だ」とかわしつつも、「尹候補に会うことはできる」含みを残した。

安候補はしかし最後に、「私が政権交替するのがまず先だ」と述べ、「特定の理念にとらわれるのではなく、今の時点でどんな方法がこの問題を解決できるのか、社会と世の中を変えることに関心を持つ実用的な政治家の立場を取っている」と主張した。

6日晩、韓国の主要テレビ局の一つ『KBS』の20時のメインニュースに出演した安哲秀候補。同番組をキャプチャ。
6日晩、韓国の主要テレビ局の一つ『KBS』の20時のメインニュースに出演した安哲秀候補。同番組をキャプチャ。

(5)金東兗(新しい波)

新党・新しい波の金東兗(キム・ドンヨン、64)候補は6日、公式日程が無かった。


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